
介助犬とは
【身体障害者補助犬】とは盲導犬、聴導犬、介助犬を
あわせたものを言い、
省略して【補助犬】といいます。
盲導犬とは目の不自由な方と生活するわんちゃんのこと、
聴導犬とは耳の不自由な方と生活するわんちゃんのこと、
介助犬とは肢体が不自由な方と一緒に生活するわんちゃんのことをいいます。
盲導犬はユーザーさんが外出時、
安全に歩けるように障害物を避けたり、階段や横断歩道があることを教え、
サポートしてくれるわんちゃんのことです。
ハーネスという胴輪を付けてお仕事をしています。
聴導犬は玄関のチャイムや電話の着信音、
目覚まし時計の音など日常に必要な音を聞き分けて
ユーザーさんに音が鳴っていることを教えてくれるわんちゃんのことです。
聴導犬と書いたベストを着てお仕事をしています。

介助犬は手や足などが不自由な方の手助けをしてくれます。
介助犬と書いたベストを着てお仕事をしています。
介助犬のユーザーさんは手足の麻痺などにより、
車椅子を使用している方がほとんどのため、
介助犬はユーザーさんの代わりにドアを開けたり、落としてしまったものを拾ってくれます。

また、帰宅して靴を脱いで上着を脱ぐというのは私たちにとって当たり前の作業ですが、
誰かに手伝ってもらわないとできない場合、
たとえ家族であっても頼みづらいとの声もあります。
このように物をくわえる動作は介助犬のお仕事の中でも重要なことで、
日常生活でのお手伝いはもちろん、
ユーザーさんが車椅子から転んでしまって起き上がれない等の緊急時でも、
介助犬に携帯を持ってきてもらって誰かに助けを呼ぶことができます。
他にも、上り坂など車椅子の運転が大変な時には車椅子を引っ張って助けてくれます。

介助犬と一緒に生活することで一人で外出することの不安がなくなり、
介助犬を通してご近所の方との交流が増えるなど、周りの人との繋がりが深まります。

